中古住宅を買ってリフォームして住む──いまや多くの人が検討するようになった選択肢です。けれど、実際に動き出すと「不動産会社は物件しか見てくれない」「リフォーム会社に相談したら『買ってから連絡を』と言われた」と、どこに相談すべきか悩んでしまうケースも少なくありません。
特に多いのが「家を買うこと」と「リフォームすること」を完全に別の工程として考え、別々の会社に依頼しようとする方。ですがこのやり方、思った以上に手間やトラブルの元になってしまうんです。
目次
分業スタイルの落とし穴──こんなトラブル、実はよくあります
たとえば、次のような失敗例があります:
- 希望していた対面キッチンにしたかったが、構造壁があって変更できなかった
- 浴室を広くしたかったのに、建物の形状上サイズが入らなかった
- 2階のトイレ増設を計画したが、排水経路が確保できず追加費用に
- コンセントの増設・照明位置の変更が想定以上に難しく断念
これらの問題の多くは、「購入前にリフォーム視点で建物を確認できていなかった」ことが原因です。不動産会社は建物の販売が専門であり、構造や給排水経路、電気設備の判断まではカバーしていないことがほとんど。だからこそ、購入前からリフォームを視野に入れた総合的な検討が必要なのです。
購入+リフォーム、ワンストップで進めると何が違う?
ATO不動産では、建築士・施工管理経験者が在籍し、不動産仲介とリフォーム設計を一体で行える体制を整えています。そのメリットは次のとおりです:
- 物件探しの段階で、理想のリフォームが可能かをチェック
- ローンにリフォーム費用を組み込む前提で資金計画を提案
- 購入前にリフォーム費用の概算を出せるので予算の見通しが立つ
- 購入と施工がワンチーム体制なので、スケジュールの無駄がない
特に「住宅ローン+リフォーム費用の一本化」は多くのお客様にとって大きなメリットとなっています。リフォームローン単独では金利が2〜4%かかることが多いのに対し、住宅ローンにまとめれば1%未満の金利で済むことも。これにより、月々の返済額を抑えつつ、大規模な工事にも踏み切りやすくなります。
リフォームの自由度、どこまで可能?
たとえば以下のようなリフォームプランが可能です:
- コンセントの位置や数を自由にカスタム(キッチン・デスク周りなど)
- カーテンレールやピクチャーレールの取付位置の調整
- 和室を洋室に変更+クローゼット新設
- 浴室・キッチンを最新設備に交換+間取り変更
- 断熱材の追加、窓の二重化による寒さ・暑さ対策
これらの自由度は、物件の構造とリフォーム設計の知識が揃って初めて実現可能となります。現地案内の段階から「ここは壊せる/壊せない」「水回り移設の可否」「天井裏の高さ」といった情報が得られるのは、ワンストップ体制だからこそです。
弊社が選ばれる理由──不動産と建築、両方の視点があるから
私たちATO不動産は、もともと一級建築士事務所・大規模修繕の専門会社からスタートした会社です。「建物の構造・耐久性」「修繕履歴・劣化診断」といった視点からも物件をチェックできるため、「この家、あと何年もつ?」「修繕計画が必要な時期は?」といった現実的な判断にも対応できます。
また、戸建て・マンションいずれにも対応しており、物件によっては以下のような提案をしています:
- 古家付き土地を購入+フルリノベーション(建て替え未満の予算で再生)
- 築30年のマンションで配管更新+断熱+間取り変更
- 購入時にカスタムメニューを設定し、引き渡し後すぐ着工
まずは「こういう暮らしがしたい」をお聞かせください
物件選びで一番大切なのは「どんな暮らしをしたいか」というビジョンです。
たとえば…
- 「朝日が入るキッチンで、家族と会話できるレイアウトにしたい」
- 「玄関から脱衣所までの動線をスムーズにしたい」
- 「子どもの将来を考えて、部屋数を増やせる設計にしたい」
こうした想いは、不動産仲介だけではなかなかカバーしきれません。でも、私たちはリフォームも視野に入れた提案ができるからこそ、「暮らしから逆算する家探し」が可能です。
まとめ:不動産選びに“施工目線”を
家探しは、不動産を見るだけでは不十分です。建物の構造・設備・将来的な修繕計画など、長く住み続けるための目線が欠かせません。ATO不動産では、不動産仲介と建築設計・施工をひとつの流れとしてご提案し、安心して選べる住まい探しをサポートしています。
「物件は決まっていないけど、リフォームの相談を先にしたい」「ローンのことも含めて一緒に考えたい」──そんなご相談も大歓迎です。
住まいのスタート地点から、未来の暮らしまで。一緒に考えていきましょう。