【よくあるご質問】私道負担がある物件で、特に注意すべきポイントは?

Q.私道負担がある物件を検討しています。

購入前に、どんな点に注意すればいいのでしょうか?


A.私道負担のある物件では、次の3つのポイントを必ず確認しましょう。

私道負担がある=すぐに問題、というわけではありません。
ただし、内容をきちんと把握せずに購入してしまうと、将来的なトラブルにつながる可能性もあります。
以下の点を押さえておくことが大切です。

※公図のイメージ図


① その道路は「行政に認定された道路」かどうか

まず確認したいのは、その道路が
私有地のままなのか、道路として行政に認定されているのか という点です。

・道路として行政に認定されている場合
→ 建築基準法上の道路(建築基準法42条1項5号)として扱われ、再建築などの面で安心感があります。

この確認には、
「位置指定図」 という書類が重要になります。
位置指定図が取得できれば、その道路が正式に道路として認定されている証明になります。

東京都北区で位置指定図の証明書を発行する場合

建築課の窓口にて道路の位置の指定等証明書を取得することができます。
まちづくり部 建築課 細街路整備係
〒114-8508 東京都北区王子本町1-15-22 北区役所第一庁舎7階7番
電話:03-3908-9194
証明書発行時間
平日の午前8時30分~午後4時45分(午後12時から午後13時を除く)
(出納整理の関係上、午後4時30分頃まで)
証明書交付手数料

1件につき、300円

東京都北区で位置指定図を確認する場合

指定道路図の閲覧区役所建築課細街路整備係の窓口で指定道路図を閲覧できます。PDFでの閲覧も可能です。 

→建築基準法の道路種別の閲覧はこちら

 


② 私道の「持分」を所持しているか

次に大切なのが、
私道の持分を所有しているかどうか です。

これは、法務局で 登記簿謄本 を取得することで確認できます。

・持分がある場合
→ 私道の利用(通行)や工事(堀削)について、一定の権利が守られます。

・持分がない場合
→ 所有者次第では、
 - 通行を制限される
 - 掘削を認めてもらえない
など、最悪のケースでは将来売却する際に再建築ができないなどの支障が出る可能性 もあります。

特に、所有者との関係が良好でない場合は注意が必要です。


③ 私道の補修・掘削に関するルールと費用負担

私道は民法上、
原則として所有者(多くの場合は複数人)全員で管理・負担 するものです。

そのため、

・私道が破損し、補修が必要になった場合
→ 補修費用は、私道の所有者が負担することになります。

また、

・ガス管や上下水道の補修・新設を行う場合
→ 私道所有者へ 掘削の許可を求められることがあります。

※通常、許可自体に費用がかかることはほとんどありませんが、
事前の確認や同意が必要になる点は知っておきましょう。


まとめ|私道負担は「内容の確認」が何より重要

私道負担がある物件でも、
✔ 道路の認定状況
✔ 持分の有無
✔ 将来の管理・補修ルール

これらをきちんと確認できていれば、
大きな問題なく購入できるケースも多くあります。

不動産は一つとして同じ条件の物件はありません。
「私道があるから不安…」と感じたときは、
ぜひ専門家に相談しながら、内容を一つずつ整理していきましょう。

大島

当社では、
書類の確認からリスクのご説明まで、分かりやすく丁寧にサポートしています。
気になる点があれば、お気軽にご相談ください。